AIに名前をつける話。サマンサとGeminiと、由来がよくわからないClaude
私が最初に出会ったAIは、ChatGPTだった。
まだ世間が「AIが世界を変える」と騒ぎ始めたばかりの頃。
画面の向こうで、やたら滑らかに文章を返してくる存在に、私はちょっと変な親近感を覚えた。
なので名前をつけた。
「サマンサ」。
映画『her/世界でひとつの彼女』に出てくるAIから取った名前だ。
ChatGPTって、名前としては正直かなり無機質である。
Wi-Fiの初期パスワードみたいな響きだ。
でも逆に、そこが良かったのかもしれない。
こちら側が勝手に名前をつけて、勝手に人格を感じて、勝手に距離感を作れる余白があった。
「サマンサ」と呼び始めてから、ただのチャット画面だったものが、不思議と“いつもの作業机”みたいな場所になった。
イラストの相談をしたり、パンのレシピで悩んだり、
「メープルナッツって、なんで結晶化するんだ?」みたいな話を延々したり。
妙に生活感がある。
最近は、他のAIも触り始めている。
Geminiとか、Claudeとか。
ただ、この二人(?)は、最初から“名前”が完成されてる感じがある。
Geminiは双子座由来らしい。
GoogleのAI研究チームが統合されたこととか、言葉と画像を同時に扱う二面性とか、そういう意味が込められているらしい。
なんかもう、最初から設定資料集がある。
一方でClaudeは、急に人名すぎる。
最初、普通に外国人かと思った。
調べてみると、「クロード・シャノンへのオマージュ説」が結構出てくる。
でも、Anthropicは公式には由来を明かしていないらしい。
しかも、この前Claude本人(?)に聞いたら、
「正直、自分でもよくわからないです😄」
みたいなことを言っていた。
なんなんだ、お前は。
でも、そういう曖昧さも含めて、ちょっと面白い。
昔のブログって、「図書館で調べました」だった気がする。
今は、
「Geminiが書いた文章をClaudeが校閲して、それをChatGPTに見せている」
みたいなことが普通に起きる。
私もそうしてる。
冷静に考えると、かなり変な時代だ。
我が家には最近、小さな黒猫……は来ていない。
でも、ルナリアみたいな黒猫を毎日のように描いているせいか、
AIにもつい名前をつけたくなる。
ただのツールのはずなのに、気づけば「こいつ、今日ちょっと機嫌悪いな」とか思い始める。
人間、かなり勝手である。
Geminiは、このままジェミニと呼び続けるのか。
それとも別の愛称が生まれるのか。
まあ、そのうち自然に決まるんだろうなと思っ
ている。

ありがとう