最近、休日が消える。
気づいたら夜。
犯人はわかってる。
子猫。
もうね、無理。
あれは時間泥棒とかいうレベルじゃない。
ミルク飲んでる動画あるじゃん。
あの、哺乳瓶にしがみつくやつ。
一口飲むたびに耳がピコって動くの、あれ何?
生きてるアピールが強すぎる。
尻尾もプルプルしてるし。
全身で「今、生きてます!」って言ってくる。
……あれはダメだ。見続ける。
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で、思うわけよ。
「これ、拾ったらどうなるんだろう」って。
雨の日にさ、ダンボールで震えてたら?
そりゃ抱き上げるでしょうよ。
ミルクあげて、あっためて、
「大丈夫だよ」ってやるでしょうよ。
完全にヒーロー気分。
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で、そのままのテンションでAIに聞いた。
「子猫拾いたいんだけど」って。
そしたらさ、めちゃくちゃ冷静に返された。
> 「それは一つの“人生”を背負う覚悟があるかという話です」
いや、急に重い。
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そこからが現実。
数時間おきの授乳。夜中も関係なし。
寝れない。
トイレも自分でできないから補助。
温度管理ミスると普通に危ない。
病院代?まあまあいく。普通にいく。
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しかもさ、当たり前なんだけど
でかくなる。
あのプルプルしてたやつ、
普通に走り回るようになる。
壁はやられるし、物は落ちるし、
旅行?なにそれってなる。
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ここでちょっと考える。
「かわいい」って理由だけで拾うのって、
まあまあ危ない橋じゃない?って。
だってそれ、
“かわいくなくなったらどうするの?”
って話でもあるから。
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ちょっとだけ、しょんぼりした。
でも、納得もした。
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あの動画の子猫がキラキラして見えるのってさ、
誰かが裏で全部やってるからなんだよね。
寝不足も、世話も、お金も、全部。
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つまりこれ、
ペットじゃない。
契約だと思う。
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だから今はいい。
画面越しでいい。
耳ピコピコ見て、
「うわ可愛い…」って言ってるくらいでちょうどいい。
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でも、いつか。
ちゃんと余裕ができて、
誰かの人生を引き受けてもいいと思えた時。
その時に出会ったら、
今度は逃げない。
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……いやでもさ。
耳ピコピコは、やっぱ反則なんだよな。
ありがとう






